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在留資格・ビザ

里帰り出産の双子

 

外国の方に子供が宿ると、日本で出産するか、それとも母国に帰り里帰り出産をするか悩むところです。

日本の医療はしっかりしていますが、それでも身近に親兄弟がいるところでの出産は安心感があります。

コロナ渦が始まる前に帰国して、出産したらコロナ渦で、新規入国の外国人は日本に入国できなくなってしまったというパターンをよく聞きます。

母親は日本の在留資格を持っていて、再入国許可を取っての出国なので、入国には問題はありませんが、生まれた子供は新規入国になってしまいます。

目次

子供の新規入国


子供は新規入国なので、在留資格認定証明書(C.O.E)を日本で取得しての入国になります。

ただ、やはり原則には例外が設けられていて、「人道上の配慮の必要性がある場合」には「特段の事情」があるとして新規入国ができるという例外があり、在外日本大使館にもよりますが、この例外を肯定的に解釈してくれて、里帰り出産の母親が子供を連れて帰国できた方もいらっしゃいました。

大使館にもより、さらに大使館の職員により解釈が変わってくるようで、国によってこの例外でも入国できない(ビザが発給されない)という例も散見されました。

双子が生まれた里帰り出産


このところのオミクロン株の流行での新規対策で11月29日に新たな対策方針が出て、一時は留学・技能実習・ビジネス目的の短期滞在に限り入国が緩和されていたのもが、再度シャットダウンとなりました。

そろそろ2年が経過するコロナ対策での入国制限ですが、厳しくするとこもありますが、今回の新たな対策で、「特段の事情」の具体例が明記され、

「家族離散状態で家族統合の必然性が認められる者で、「家族滞在」・・・・」という文言が設けられて、家族のもとに帰るということで里帰り出産の帰国が明記されました。

さらに、特に人道上の配慮が必要な具体例として
「未成年者又は病気等の理由により単独で渡航することが困難な者の本邦への渡航に同伴する親族」が明記されました。

幼児が1人だと、母親1人で子供と一緒に飛行機に乗れますが、幼児2名を母親1名で搭乗は航空会社に拒否されてしまいます。

ところが「同伴する親族」も入国ができるとなりましたので、母親の兄弟や親がついて一緒ならば幼児2人に大人2名になり、飛行機に乗ることができるようになります。

双子が生まれて日本に帰ることができないという方もいましたので、これでやっと日本に帰ってこれるとなったようです。

あとは在外日本大使館でこの文言を前向きに解釈してくれれば、ビザが発給されると思われます。

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