古物商の許可
中古品の売買をするには、古物商の許可が必要です。
許可申請をするところは、所轄警察署の生活安全課になります。
警察というと敷居が高そうなイメージですが、生活安全課は親切な部署です。
目次
古物商の種類
古物商許可には、取り扱う古物の区分が、下記の様にあります。
申請書の1枚目には、主に取り扱う品目を一つだけ選びます。
2枚目には取り扱う予定の品目全部に〇をつけます。
・美術品
・衣類
・時計・宝飾品類
・自動車
・自動二輪車・原付
・自転車類
・写真機類
・事務機器類
・機械工具類
・道具類
・皮革・ゴム製品
・書籍
・金券類
主なものを見ていきましょう。
美術品・時計・宝飾品・金券類
画商やアンティークショップなどがこちらですね。
美術品などを取り扱うには、それこそ商品を見る目が必要ですので、画商を始める方は多くありません。
アンティークショップはその人の趣味によりますので、いい感性をお持ちの方ならうまくいくでしょう。
宝飾品は、貴金属買取のお店が町中にあります。金券ショップを兼ねているところが多いですね。
貴金属買取・金券ショップのフランチャイズチェーンというのもあり、このフランチャイズオーナーになる場合は古物商の許可が必要です。
自動車、自動二輪車・原付、自転車類・皮革ゴム製品
車やオートバイの中古販売店がこちらです。
また多いのが外国人の方が日本で車・オートバイ・自転車を仕入れて、海外に輸出するというビジネスです。
車は自動車専用船に載せて輸出が多いですが、自動車専用船が行かないところには、海上コンテナに4台・5台と積み込んでの輸出もしているようです。
仕入れは中古自動車のオークション。オークション会場に行くと外国人の方が多くいます。
オークションで仕入れて、自分で整備するか仲間に整備してもらい、輸出です。
輸出先は右ハンドルの国とはなります。カリブ海方面や豪州方面、あとはドバイに輸出です。
ドバイは一大中古車マーケットがあるようで、ドバイには中近東アフリカ方面からバイヤーさんが来て
中古車を買い付けているとのことです。
あと中央アジア方面も多く輸出されています。こちらはコンテナに入れて、中国の港で揚げて、
コンテナごと中国鉄道の貨物列車に載せて中央アジア方面へ運ぶようです。
車といえばタイヤです。
中古タイヤは表面をはがして、また新品の表面を張り付ければタイヤとして立派に使用ができます。
再生タイヤというそうですが、日本のタイヤは状態が良く、人気があるようです。
タイヤはコンテナにこれでもか!というくらいに詰め込んで、海上輸送です。
中央アジア・中近東アフリカ方面によく出ているそうです。
書籍・写真機類・事務機器類・機械工具類・道具類
書籍は古本屋さんですね。
写真機類・事務機器類・機械工具類・道具類は古道具屋さんです。
ブックオフやハードオフなどはこのようなモノを取り扱う許可が必要になります。
中古レコード・CDショップ、中古オーディオなどもこの範疇ですね。
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